導引養生功とは

1992年「中国国家体育科学技術進歩賞」受賞【中国国家体育総局(旧中国体育委員会)】
2009年 中国国家体育総局の「健身気功」に認定【中国国家体育総局健身気功センター】

動物の動きを取り入れた中国政府公認の気功
中国が生んだ健康運動法の”気功”その流派は中国全土で2700を超えるという。
その中で唯一、中国政府が公認している気功が「導引養生功」
基本は、
「調身」(姿勢を調える)正しい動作により姿勢の歪みを整え、体のバランスを回復します。
「調息」(呼吸を調える)無意識の呼吸を意識的にゆっくり長く行います。
「調心」(心を調える)緩やかに静かに、心を集中します。

猿や鳥、虎などの動物の自然な動作を上手く取り入れ、緩やかな動作と静かな呼吸により、
動中に静を求めて、心身の緊張をほぐし、身体のバランスを回復して自然治癒力を高める健康運動です。

基本3原則

気功の基本は呼吸であり、無意識の呼吸を意識的に行う。
正しい姿勢・動作により、各臓腑器官をつなぐ道とする経脈灯を通し、経絡(つぼ)に刺激を与え、正しい呼吸法により、自律神経系統の調節を促し、内蔵機能を増進させ、リラックスした状態で心を集中することで、人体の各機能を調節促進し、病気に対する免疫力、治癒力を高めます。

全体のながれ

【主な功法】

「入門編」

1.五分間養生功 (「養血補気益寿功」)
  血を養い、気を補って、長寿を全うする。
2.寧神練意調心功
  身体の疲れを取り、精神を安定する。
3.導気令和調息功
  呼吸によって気と血を導き、体の調和を図る。
4.引体令柔十三式
  筋肉や関節を伸ばし、体を柔軟にする。
5.練功18法  前段、後段、続編
  医療体操

「基本編」

導引養生功の70以上の功法には、約800の動作があり、その中には目的に応じて大きく5つの流れがあります。
「舒心平血功」 
 心臓・小腸を補い安定させる功法です。
 血液の流れをよくし、動脈硬化・高血圧・低血圧・心血管系に効果があります。
「益気養肺功」
 肺、大腸を補い、活性化に導く功法です。
 感冒や気管支炎、肺気腫などの呼吸系疾病と大腸の疾病の予防強化に効果 があります。
「和胃健脾功」
 胃、脾臓を補い、活性化させる功法です。
 消化系統疾病・糖尿病の予防強化に効果があります。
「疏筋壮骨功」
 筋肉・骨と腎・膀胱を補う功法です。
 首、肩、腰、足を強化し、痛みを予防します。
「導引保健功」
 総合的な予防治療に効果があります。

「中・上級編」

① 基礎編各功法の第2套
② 古導引八段錦
③ 育真補元功
④ 49式経絡動功
⑤ 九十九環童力
⑥ 導引養生功之詩
⑦ 導引養生太極掌第1・2・3套
⑧ 導引養生太極扇第1・2套
⑨ 導引養生太極剣
⑩ 導引養生太極刀
⑪養生大極棒第1・2套

現在、中国、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、スペイン、フランス、ベルギー、 ポルトガル、イギリス、ドイツなど世界中の国々の人々が導引養生功を実践しています。

張老師1

張老師2

張老師3

経路図

実際の動き

実際の動きを見る事が出来ます

<四楽八互の精神>

導引養生功の実践に際して、創始者である北京体育大学教授 張広徳老師が、常に強調されている教訓です。

「助人為楽」:人を助けることを徳とする。 「苦中求楽」:苦の中に徳を求める。
「知足常楽」:常を満足とし、徳とする。
「自徳其楽」:自分自身の中で徳を深くする。
「道徳上互敬」:道徳に関して互いに尊敬しあう。
「精神上互慰」:精神的に助け合う。
「思想上互促」:思想を向上し合う。
「信息上互通」:情報を通じ分かち合う。
「功法上互学」:実技において互いに補い研究し合う。
「功理上互補」:理論において互いに補い研究し合う。
「生活上互幇」:生活は互いに助け合いの精神を持つ。
「工作上互幇」:仕事上は互いに助け合い、実践する。

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